子どもに多い便秘 解決法は

食生活やストレスの増加による日本人に増えているといわれる便秘。便秘の問題は大人だけでなく、子どもにも及んでいます。ある調査では、子どものうち5人に1人が便秘であるというデータも。

そこで保健師である筆者が、子どもの便秘や子どもの便秘の改善策についてお伝えします。
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子どもの便秘が多いのはなぜ

子どもの便秘には、いくつかの先天性の病気など特別な例を除けば、ほとんどが生活習慣の乱れが原因とされています。子どもが便秘になりやすいポイントに次のものがあります。

お腹の筋力が弱い
成長途中の子どもは、お腹の筋肉がまだ完成していません。そのため、子どもは排便するときのいきむ力が弱く、出しづらいという特徴があります。

食生活が偏りやすい
子どもは野菜など食物繊維を多く含む食品を好んで食べる子が少ないという傾向があります。特に、好き嫌いが激しい偏食タイプの子どもは、良い便を作り出す食品を食べる機会が少なくなることで、便のカサが十分でなかったり、腸内での便の移動もスムーズに行かない可能性があります。

便秘を自覚しづらい
子どもは便秘による体の不快感をうまく表現することができないことがあります。子どもからの訴えがないので、親が子どもの便秘について知らないということもしばしば見られることです。

 

子どもの便秘は悪循環になりやすい

子どもの便秘は悪循環しやすいという側面を持ちます。腸の中で便が固くなると、排便するときに肛門に痛みが生じることがあります。子どもが排便時の痛みを嫌がって、排泄を我慢してしまうケースがあるようです。

また、肛門に痛みを感じなくても便秘を我慢してしまうのが、学齢期の子どもです。学校で排便することは、友人のからかいの対象となりやすいもの。また。その他大勢の子どもが利用する学校のトイレは決して落ち着ける環境というわけではありません。

そのため、学校で便意を感じても、多くの子どもが排便をするのを我慢してしまう傾向が。排便は便意を感じた時に出すようにしないと、どんどん便意を感じづらくなるという特徴があります。

子ども学校で排便をしたがらない場合は、家で排便できるようトイレのリズムをつけることも大切になります。

 

子どもの便秘を解決するために

子どもの便秘を改善するためには、親のサポートが欠かせません。改善ポイントとして次のようなものが挙げられます。

栄養バランスの整った食事を与える
子どもの偏食は便秘を引き起こす原因となります。日頃から野菜や果物など食物繊維が豊富な食品を意識して与えるようにしましょう。ヨーグルトなどの発酵食品もお腹を整える効果があるのでおすすめです。

朝食をしっかり取らせる
子どもが学校へ行く前に取らせたいのが朝食です。朝食には、夜間眠っていた胃腸を起こす働きがあり、その後の排便を促すことができます。朝食後にトイレへ行けるように、時間にも余裕を持てるようにしましょう。

早寝早起きなど生活のリズムを整える
生活習慣を整えることは、自律神経を整えるので便秘対策になります。早寝早起きができるように、親の方でもサポートすることが大切です。

排便日記をつける
子どもも学齢期になると、トイレは一人で行えるようになるので、親が子どもの排便状況について知ることは難しいかもしれません。日頃から子どもに排便について質問するようにしたり、親子で排便状況を記録に残すのも便秘の対策をするうえで役立ちます。

 

子どもの便秘には青汁もおすすめ

子どもの便秘を改善するのには青汁もおすすめです。青汁は緑色野菜を原料にしているので、好き嫌いによる野菜不足を補うのに役立てることができます。青汁というと、味やにおいにクセがあり、子どもは飲まないのではないかと考える親御さんもいらっしゃるかもしれません。

しかし青汁が飲みにくいというのはひと昔前のこと。最近では各メーカーにより青汁の味の改良がなされています。商品によっても異なりますが、少し甘味のあるものやすっきりとした味わいに仕上がっているものなど、好みに応じて選ぶことができます。

また、青汁は水に溶かすのではなく、抹茶のように粉末状のまま料理やお菓子に使用することができます。青汁を飲み物をとして飲むのが苦手な子どもでも、工夫次第で青汁を摂取することが可能です。

子どもの便秘を改善したい人は、ぜひ青汁を検討してみてはいかがでしょうか。

 

結論

食事や生活の乱れから子どもの便秘が増えています。子どもの便秘は親も見逃してしまうことが多く、激しい腹痛があって病院へ駆け込んではじめて判明したというケースもよくあります。

日頃から子どもの排便状況にも目を向け、子どもの便秘を防ぐために親がフォローしてあげるようにしましょう。

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